今、思うこと!!

 

1966年度生 商学部 馬場善夫

 

最近、久しぶりに地下鉄に乗る機会がありました。乗車してみると、車内の光景が今までと変わっていました。以前ですと乗客の多くが、本や新聞を読んでいたり、友達・友人と会話をしていました。しかし乗客の半分ほどが下を向いてスマホに夢中でした。中には友達同士と思われる3人組の女子高生もいて、会話もせずにスマホに夢中でした。時代が変わったなあーと痛感・・・。

昨今のスマホの登場で、自分の好みのアプリを入れて楽んだり、LINEで無料のメールが出来るようになって来ています。又、書籍、洋品など必要な物が、手軽に購入することが出来きたり、一人で充分に時間を過ごすことが出来る様になりました。

そんな事から、人と人との会話やコミュニケーションする事が減少しています。メールの短い言葉のやり取りで、本来使われる日本語が失われて、言語力が低下してきていると言われています。

小学校から高校・大学生活の中で、何らかのクラブ・サークルに参加してさえすれば、指導者、先輩・後輩との会話も出来ると思います。大学を卒業後、せっかく苦労をして希望の会社に入っても、半年足らずで、辞めてしまう新人が最近非常に多くなったと言われています。その理由のひとつに上司、同僚と上手くコミュニケーションが取れない事が挙げられています。高校・大学に至るまでに培われているべき社会生活を送るに当たっての常識の欠如があると思います。

 我々が永く関わってきた登山やスキーも、相手は自然ですが、仲間と共に成し遂げるという事からもコミュニケーションが、特に必要不可欠なスポーツなのだと思います。

 最近では、携帯電話やスマホを持っていながら電話もメールもしない若者達が増えてきているようです。

そこで、携帯電話やスマホとも上手く利用しながら、今まで以上に人とのコミュニケーションをはかって行けば、「みんなと話すことが楽しい!ステキだ!」と思えるのではないでしょうか!

私自身はおかげさまで、66歳になった現在も、ゴルフ・スキーに誘って頂いたり、OB会などの場で、楽しく歓談をさせて頂いたりで、たいへんステキな時間を過ごさせて貰っている今日この頃です。