今井康之の
Swiss Alps Trekking

 平成20年8月19日〜27日まで、高校時代からの親友と二人で、18名(男8人女10名)のツァーに入り、
スイス・アルプストレッキングの旅に出かけてきました。期間中は天候に恵まれ、快適なトレッキングが楽しめました。
 紀行風に一日ずつ書きたいところですが、紙面の都合もありハイライトのみを掲載させていただきます。

2日目  「スタート早々大トラブル」
      

いよいよ旅の始まり、昨晩着いたチューリヒから、最初の目的地インターラーケンへ列車で出発。勿論
列車は二等自由席で重いスーツケースも自分たちで積み込み、途中乗換えをへてインターラーケンに
到着。大急ぎで荷物を下ろし終えて、小生ハタとリュックを背負ってないのに気ずくが、列車はすでに発車
した後、なんとリュックの中にはパスポート、日本円、携帯電話が入っており、もし見つからなければ旅行
も続けられない。
 すぐ同行の添乗員事情を説明し、一人グループを離れ駅舎へ、そして係員に話したところ列車は次の駅が終点とのことで慌ててタクシーに乗り次の駅へ。ここでもリュックは見当たらず、係員も探そうとしてくれないので、直接駅長に談判し、やっと本気で探してくれた結果、車庫に保管してあるのが判明、約1時間後
に無事私の元に戻ってきました。
 自分のリュックを見た時、なんだか全財産が戻ってきたような気がしました。これで無事に旅が続けられる!それにしても、少しは英語が出来てよかった。

3日目 「アイガーグレーシャー3,100米〜麓の町グリンデルバルトまでトレッキング」
 この日は朝から快晴。インターラーケンから登山電車を乗り継いで、グリンデルバルト〜クライネシャイデック
そしてユングフラウヨッホ展望台(3,454米)まで登りました。
 ここはすでに一面雪と氷の世界で温度はマイナス2度、360度の展望を楽しんだ後、アイガーグレーシャーまで
登山電車で下り、そこからグリンデルバルトまで約4時間半の下りのトレッキング。
かの有名なアイガー北壁、ユングラウヨッホ、
メンヒなどそれぞれヨーロッパを代表する名山を見ながらのトレッキングを楽しみました。
残念ながらスイスの国花エーデルワイスは、もう終わっておりましたが、リンドウの一種と思われる花の他、可憐な花々が方々で見られました。
アイガーグレーシャー
アイガー北壁
メンヒを望む
ユングフラウヨッホの荘厳な岩壁と氷河
ユングフラウヨッホを見る
5日目   「チーズホンジュに舌鼓」
今日は、ルッツェルン市にて終日フリー、午前中ピラトゥス山に登った後、市内を散策。
夕食をツァーのメンバーと別れ、友人と、やはり二人ずれで参加していた「おばさん」と四人で、あらかじめ聞いて
調べておいた地元の人しか行かないレストランで、スイス名物チーズホンジュ、それから手作りソーセージ、
生ベーコン(これが旨かった)等・・・そしてワインを楽しみ最高でした。
 後で聞いたら、残りのメンバーはホテルで「バサバサ」のハンバーグだったそうで何だか徳をした感じ。


6日目  「ヨーロッパで最も高いロープウェーの駅」
ルッツェルンから列車を乗り継いでツェルマットへ移動。
午後、ロープウェーを乗り継いでクラインマッターホルンの頂上3,818米へ。さすがに空気が薄く感じられました。
頂上からは、目の前に「マッターホルン」「モンテローザ」、遠くヨーロッパの最高峰「モンブラン」が見渡せました。
素晴らしいの一語でした。
モンブランを望む
モンテローザ
7日目  「ゴルナグラートからツェルマットまでのトレッキング」
出発前、近くのスーパーでパン、チーズ、ソーセージ、いちご等を購入し、登山電車でゴルナグラート3,089米まで
登り、ここからツェルマットまで、「マッターホルン」「モンテローザ」「グレンツ氷河」を見ながら下り、
途中、逆さマッターホルンが見えるリッフェル湖で昼食、更に下ってリッフェルアルプのレストランでお茶、
そして約5時間かけてツェルマットに無事到着。
今日もアルプスの絶景が楽しめました!
8日目(最終日)  「ロートホルンパラダイスへ3,103米」
今日はいよいよ帰国の日。
ツェルマット発13:30の列車までの半日間、6名のグループで登山電車、ロープウェーを乗り継いで
ロートホルンまで登りました。この日は昨日以上の快晴で、「マッターホルン」「モンテローザ」も最後の
勇姿をたっぷりと見せてくれました。

マッターホルン
ロートホルンよりモンテローザを望む
ロートホルンの頂上にて:今井康之
今回の旅は、最初に「大チョンボ」をし、肝を冷やしましたが、その後は順調で、また天候にも恵まれ
目的の山も殆どバッチリ見ることが出来ました。
 願わくは、今度はここをスキーで滑ってみたいですね。
                           (終わり)

平成20年9月4日